AIと一緒に企画書のたたき台を作る方法
アイデアを、判断できる形に整える
企画書は、面白いアイデアを並べる文書ではありません。誰のどんな問題を、何によって解決し、どんな効果を期待し、どう進めるかを示す文書です。AIは構成と初稿を作れますが、課題の事実、実現性、数字は人が確認します。
この記事でできるようになること
- 企画の必要項目を整理できる
- 不足する根拠を見つけられる
- 初稿を短時間で作れる
課題を具体化する
誰が、いつ、何に困り、どんな影響があるかを書きます。
提案とのつながりを見る
提案が課題の原因に対応しているかを確認します。
効果を分ける
時間削減、品質向上、売上、顧客満足など、期待効果を具体化します。
進め方を小さくする
最初の試行範囲、期間、必要な人、判断基準を示します。
反対意見を確認する
費用、リスク、代替案、運用負担をAIに出させます。
課題と解決策を一度離す
作りたい機能や導入したいAIから考え始めると、課題に合わない企画になりやすくなります。最初に、対象者、困る場面、現在の対処、問題の影響だけを書きます。解決策はその後に複数案を出し、費用、効果、実現性で比べます。AIは案を広げる役に向きますが、採用理由は人が決めます。
5分で試してみる
企画したいテーマについて、解決策を書かずに「誰が」「いつ」「何に困る」「現在どうしている」「何が問題か」の五項目を埋めてください。AIに三つの解決案と、それぞれの弱点を出させます。最初から一案に決めず、比較します。
実践の進め方
まず、AIと一緒に企画書のたたき台を作る方法を試す対象を一つだけ選びます。次に、この記事の依頼文へ必要な材料を入れ、AIの回答を作ります。回答を受け取ったら、『課題、提案、効果、進め方をつなげる』という観点で確認します。続いて、『不明な事実は要確認にする』ができているかを見ます。不足があれば、うまくいかないときの修正方法を一つだけ試します。最後に、作業前後の時間、直した箇所、次回も使いたい指示を短く記録します。一度で完成させるより、同じ仕事で二、三回試して、自分の業務に合う形へ整えることが大切です。
完了の目安
次の状態になれば、最初の実践は完了です。『企画の必要項目を整理できる』を自分の業務で説明できること、『不足する根拠を見つけられる』を実際の材料で試せること、AIの結果をそのまま使わず、自分で確認した箇所を一つ言えることです。期待した効果が出なくても失敗ではありません。対象業務、渡した材料、依頼文のどこを変えるべきかがわかれば、次の改善につながります。
うまくいかないとき
- 企画が大きすぎる場合は、最初の2週間で試せる範囲にします。
- 効果が抽象的な場合は、測定できる指標を提案させます。
- 提案ありきの場合は、代替案を2つ出させます。
今日のまとめ
- 課題、提案、効果、進め方をつなげる
- 不明な事実は要確認にする
- 小さな検証方法まで書く