AIの回答がいまひとつなときの直し方
全部やり直さず、問題のある部分だけ直す
AIの回答が期待と違っても、最初から依頼を作り直す必要はありません。長い、抽象的、かたい、事実が足りないなど、どこが問題かを一つ選び、その部分だけ直します。
この記事でできるようになること
- 回答の問題点を見分けられる
- 短い追加指示で改善できる
- 修正を繰り返しすぎずに済む
長すぎる
『半分の長さに』『結論を先に』『3項目に絞って』と頼みます。
抽象的すぎる
対象、数字、実例、手順を加えるよう頼みます。
かたすぎる
読み手との関係と、希望する温度感を伝えます。
事実と違う
間違っている箇所を示し、正しい材料だけで書き直させます。
欲しい形ではない
表、箇条書き、見出し、メール形式など、出力形式を指定します。
修正指示は感想ではなく差分で伝える
「違う」「もっとよくして」だけでは、AIは何を変えるべきか判断できません。「結論は残す」「背景説明を半分にする」「専門用語に説明を付ける」のように、残す部分と変える部分を分けます。修正範囲を限定すると、よかった部分まで書き換えられることを防げます。
5分で試してみる
期待と違ったAI回答を一つ選びます。よい部分に一つ、直したい部分に一つ印を付け、「残す部分」「直す部分」「完成後の形」の三点で修正を依頼してください。修正後に、指定していない内容まで変わっていないか確認します。
実践の進め方
まず、AIの回答がいまひとつなときの直し方を試す対象を一つだけ選びます。次に、この記事の依頼文へ必要な材料を入れ、AIの回答を作ります。回答を受け取ったら、『問題点を一つずつ直す』という観点で確認します。続いて、『残す部分を明示する』ができているかを見ます。不足があれば、うまくいかないときの修正方法を一つだけ試します。最後に、作業前後の時間、直した箇所、次回も使いたい指示を短く記録します。一度で完成させるより、同じ仕事で二、三回試して、自分の業務に合う形へ整えることが大切です。
完了の目安
次の状態になれば、最初の実践は完了です。『回答の問題点を見分けられる』を自分の業務で説明できること、『短い追加指示で改善できる』を実際の材料で試せること、AIの結果をそのまま使わず、自分で確認した箇所を一つ言えることです。期待した効果が出なくても失敗ではありません。対象業務、渡した材料、依頼文のどこを変えるべきかがわかれば、次の改善につながります。
うまくいかないとき
- 何が悪いかわからない場合は、目的に対して不足している点をAIに自己評価させます。
- 修正のたびに内容が変わる場合は、残す文章を明示します。
- 何度直しても合わない場合は、材料不足を疑います。
今日のまとめ
- 問題点を一つずつ直す
- 残す部分を明示する
- 何度も合わないときは材料を追加する