← ガイド一覧へ戻る
READING ・ AI業務効率化ガイド
GUIDE #11 / 30

AIへの頼み方がわからない人のための基本

目的、材料、希望する形の3つを伝える

難しいプロンプトの型を暗記する必要はありません。最初は、何をしたいか、AIに渡す材料、どんな形で返してほしいかの3つを伝えます。これだけで、『いい感じにして』よりも、使える回答が返りやすくなります。

この記事でできるようになること

  • 短い依頼でも必要情報を入れられる
  • 曖昧な指示を直せる
  • 回答の質を安定させられる

目的を伝える

メール作成、要約、比較、アイデア整理など、何のための作業かを伝えます。

材料を渡す

事実、条件、元の文章、箇条書きメモなど、AIが判断に使う材料を渡します。

希望する形を伝える

表、箇条書き、300字、初心者向けなど、出力の形を指定します。

禁止事項も伝える

事実を追加しない、推測は明記する、専門用語を避けるなど、避けたいことを伝えます。

一度で完成させない

最初の回答を見て、短く、具体的に、別案を、と追加で頼みます。

短い依頼でも十分に使える

よい依頼文は、必ずしも長文ではありません。たとえば「以下の会議メモを、決定事項、宿題、要確認に分けてください。担当者や期限が不明なら推測しないでください」という短い依頼でも、目的、材料、出力形式、禁止事項が入っています。重要なのは文字数ではなく、AIが迷う部分を減らすことです。

5分で試してみる

今使っている依頼文を一つ選び、目的、材料、希望する形の三つに色分けするつもりで確認してください。足りない項目を一つだけ追加して、回答がどう変わるか試します。最初から完璧な型を作ろうとせず、自分の仕事で必要な項目を少しずつ増やします。

実践の進め方

まず、AIへの頼み方がわからない人のための基本を試す対象を一つだけ選びます。次に、この記事の依頼文へ必要な材料を入れ、AIの回答を作ります。回答を受け取ったら、『目的、材料、希望する形を伝える』という観点で確認します。続いて、『禁止事項を加える』ができているかを見ます。不足があれば、うまくいかないときの修正方法を一つだけ試します。最後に、作業前後の時間、直した箇所、次回も使いたい指示を短く記録します。一度で完成させるより、同じ仕事で二、三回試して、自分の業務に合う形へ整えることが大切です。

完了の目安

次の状態になれば、最初の実践は完了です。『短い依頼でも必要情報を入れられる』を自分の業務で説明できること、『曖昧な指示を直せる』を実際の材料で試せること、AIの結果をそのまま使わず、自分で確認した箇所を一つ言えることです。期待した効果が出なくても失敗ではありません。対象業務、渡した材料、依頼文のどこを変えるべきかがわかれば、次の改善につながります。

そのまま使えるAIへの依頼文
目的:[何をしたいか] 材料:[元の文章・条件・事実] 希望する形:[表・箇条書き・文字数など] 注意:[追加してほしくないこと、確認事項] この条件で作成してください。

うまくいかないとき

  • 期待と違う場合は、目的が曖昧でないか確認します。
  • 情報が足りない場合は、AIに必要な追加情報を質問させます。
  • 長すぎる場合は、残す項目と文字数を指定します。

今日のまとめ

  • 目的、材料、希望する形を伝える
  • 禁止事項を加える
  • 一度で完成させず、追加指示で整える
次に読む ・ GUIDE #12
AIの回答がいまひとつなときの直し方
GUIDE PROGRESS / 11 / 30 全30記事を見る